【トルコ旅行記】カッパドキア|気球と奇岩が広がる絶景の大地へ#③
海外旅行
エジプトの砂埃と、イスタンブールの人混みを抜けて辿り着いたカッパドキア。 ここは「景色がすごい」のは大前提ですが、実際に行ってみると、とにかく「時間がゆっくり流れている」ような感覚になる場所でした。
イスタンブールがゴリゴリに歩いて観光する街なら、カッパドキアはもっと「その場にいること自体を楽しむ」感じ。ただし、カッパドキアを最大限楽しむには、最大の目的である「気球」だけをただ待っているだけじゃダメだということも痛感しました。
この旅行の中で、一番テンションが上がりましたし、一番ドキドキもした、カッパドキア4日間の記録です。
📅 【1日目:2/17】イスタンブールから「岩だらけの町」へ
2月17日の午前中、イスタンブールでブルーモスクを見てから、そのまま国内線でカッパドキアへ。 降り立ったのはネヴシェヒル空港(Nevşehir Airport)。ここは今まで訪れた空港の中で一番小さな空港でした。
荷物待ちでいきなり足止め

空港スタッフが集まっています
荷物の受け取りレーンが1つしかないんですが、途中でガコッと止まったまま動かなくなるトラブルが発生。 結局、スタッフが6人くらい総出でワチャワチャしながら直しているのを、みんなでぼーっと眺めていました。日常茶飯事なのかスタッフの誰も焦っていませんでした。日本だとスタッフの方々が大急ぎで直して謝っていそうな状況なので真反対です。
⚠️ カッパドキアの移動は「詰み」に注意
ここ、移動の難易度が地味に高いです。 空港から市内(ギョレメなど)へは、事前に「乗り合いバン」を予約しておくのが鉄則。Uberは使えないし、その場でどうにかしようとすると、かなり選択肢が限られます。 「着けばなんとかなる」と思ってノープランで行くと、最初からストレスを溜めることになるので、ここは絶対に前日までに予約しておくべきポイントです。
ラヴァーズヒル:とりあえずここに行けば間違いない
町に着いて、建物が全部岩に埋まっているような光景に驚きつつ、まずはラヴァーズヒル(Lovers Hill)へ。 ここがめちゃくちゃ良かったです。坂を登るのが少し大変ですが、登りきるとカッパドキアの町が一望できる。気球が飛んでいない時間帯でも、この地形を眺めるだけで「カッパドキアに来たな」という実感が湧きます。夕暮れ時は特におすすめ。

ラヴァーズヒルからの景色

先ほどとは反対側の丘
🍴 カッパドキア初日の夜 夕食は「One Way Restaurant」へ。その後、近くの「Ilhan Supermarket」で飲み物を調達。地方都市のスーパーは品揃えが独特で、見て回るだけでも意外と楽しめます。
いきなりの「欠航」連絡
初日から現実を突きつけられます。 イスタンブール空港に向かう電車の中で翌日の気球会社から「明日は天候不良で飛ばないよ」という連絡が。 カッパドキアに来る人の9割は気球が目的だと思いますが、ここでまず最初の「まじか……」という落胆を味わいました。
📅 【2日目:2/18】気球が飛ばないなら、徹底的にダラダラする
2月18日。気球が飛ばないことが確定したので、この日は予定を変更して、徹底的にゆっくり過ごすことにしました。連日の移動で疲れていたので、結果的にはこれが正解。
宿選びの成功:Old Town Stone House
今回泊まったOld Town Stone Houseは、比較的安価な割ににクオリティが高くて驚きました。 カッパドキアには何万円もする高級な洞窟ホテルがたくさんありますが、ここみたいな石造りの宿でも十分「カッパドキア感」は味わえます。朝食もしっかりしていて、コスパ重視ならかなり推せます。

ホテルの朝食ビュッフェ クッキーがメインでした
カッパドキアの「ちょうどいい」店
-

ハンドメイドのマグカップや革製の気球がかわいいです
お土産屋「Yastiks」: どこにでもある量産品のお土産じゃなくて、ハンドメイドの温かみがあるものが置いてあります。彼女も楽しそうに見ていたので、雑貨好きなら寄って損はないです。
-

左下に映るヴァクラヴァが絶品です。
カフェ「Hector Coffee」: ここでトルココーヒーと、激甘のバクラヴァを。トルコのお菓子は確かに甘いですが、不思議とこの乾燥した空気の中だと美味しく感じるんですよね。
まさかの「2日連続欠航」
そして夕方、追い打ちをかけるように連絡が来ます。 「明日(2/19)も飛ばないよ」 2日連続。滞在はあと少し。焦りが生まれてきました。
💡 【実録】後悔しないための「気球予約戦略」 カッパドキアの気球は、「滞在中の全日程分を予約しておく」のが正解です。
理由:前日が飛ばなかった場合、翌日の予約がパンパンに埋まって、後から取ろうとしても席がないことがあります。「飛ばなかったら明日スライドしてくれる」とは限りません。
やり方:24時間前までキャンセル無料のツアーを、滞在日数分だけ確保する。飛んだら、それ以降の予約を全部キャンセル。これで「席がないから乗れない、価格が高くて難しい」という最悪の事態は防げます。
📅 【3日目:2/19】レッド&グリーンツアーで地形を攻略
3日目。気球は飛ばなかったものの、予約していたレッドツアーとグリーンツアーに参加しました。 自分たちで回るのもアリですが、カッパドキアは交通の便が悪いので、効率を考えたらツアー一択です。
カッパドキアの「上」と「下」
-
ギョレメ野外博物館: 岩の中に教会があるんですが、中のフレスコ画がめちゃくちゃ綺麗。人が岩の中でどう生きていたかが分かって、単なる景色以上の面白さがあります。

-
ピジョンバレー: 鳩の巣だらけの谷。ここは景色を眺めるのに最高。

-
オズコナク地下都市: 今回のツアーで一番驚いた場所。地下にアリの巣みたいに広大な生活空間が広がっています。狭いところが苦手な人はキツいかもしれませんが、この「地下に逃げ込んで生きていた」という歴史の生々しさは必見。

-
パシャバー(キノコ岩): 写真でよく見る、あのキノコみたいな岩。実際に見ると「なんでこんな形になるの?」と笑っちゃうくらい不思議です。

TUMAレストランの壺ケバブ
夜はTUMAレストランへ。 ここは景色も最高ですが、何より壺ケバブ(テスティケバブ)**が食べられます。壺をガシャーンと割って中身を出すパフォーマンス。観光客向けではありますが、こういうのをしっかり楽しむのがカッパドキア流です。

壺ケバブの炎のパフォーマンスをして割ってくれます

壺ケバブの他に魚介のアヒージョ、チキンのシシケバブを頼みました
この時点で、翌日のキャンセル連絡はなし。 「明日がラストチャンス。頼むから飛んでくれ」 そう願いながら、早めに眠りにつきました。
📅 【最終日:2/20】ラストチャンス、ついに浮上
2月20日、朝。ついにその時が来ました。 外はまだ真っ暗で、気温も氷点下近いです。でも、風はない。「これ、飛べるぞ」と確信した時のテンションの上がり方は異常でした。
巨大な気球が立ち上がる瞬間
朝6時にピックアップされ、待機場所へ。 暗闇の中でバーナーがボォォォォ!と火を吹き、ぺちゃんこだった気球が少しずつ巨大な姿を現していく。準備段階からして、すでに一つのアトラクションです。 私たちが乗ったのは、全体で30人くらい乗れる大きめのタイプ。


夢じゃなくて、現実の絶景
いよいよ離陸。 ふわっと浮き上がる感覚は意外と少なくて、いつの間にか地面が遠ざかっている感じ。 「日の出の20分前から飛ぶ」のがおすすめです。 最初は真っ暗な空に、自分たちの気球の火だけが灯っている。それが少しずつ明るくなるにつれて、周りに浮いている何百もの気球が姿を現す。 赤、オレンジ、青……刻一刻と変わる空の色と、足元に広がる奇岩群。 昨日まで地上で見ていた景色を、今度は上空から見下ろしている。「ああ、これを観に来たんだ」と、彼女と二人でただただ圧倒されていました。







シャンパンと達成感
約1時間のフライトを終えて着陸すると、ノンアルコールのシャンパンとケーキでお祝い。 正直、観光客向けのベタな演出ですが、2日間待たされた身としては、これ以上ないほど嬉しいご褒美でした。


🏁 カッパドキア編のまとめ:結局、準備がすべて
9時頃にホテルに戻り、一息ついてから予約していたバンで空港へ。 現地での送迎やツアーのやり取りは、ほぼすべてWhatsAppでした。トルコ、特にカッパドキアではこれが生命線になるので、必ずインストールしておくべきです。
-
本音の感想: 気球が飛ばなかった2日間は正直焦ったけれど、その分、カッパドキアのゆっくりした空気や美味しい店を堪能できました。 気球は確かに「運」が絡みます。でも、それを「戦略」でカバーして、最後にあの大絶景を掴み取れた時のカタルシスは、今回の卒業旅行の中でも最大級の思い出です。
彼女と一緒にあの空の上にいられたこと、そしてラストチャンスをモノにできた幸運に感謝。
✍️ 次回予告 カッパドキアの「岩と気球」の世界を後にし、旅はついにヨーロッパへ。 オーストリア・ウィーン。 砂と岩の景色から一転、洗練されたクラシック音楽とカフェ文化の都。 そこで待っていた、全く違う旅の面白さをお伝えします。

コメント